小豆島

2022.3.11(金)

昨日の夜はとにかく寒くて死にそうだった、朝起きてからもしばらくの間寝袋から出ることが出来ず今日の予定を考えているといつの間にか時間の方は9時をすぎていた。

寝袋に入ったまま腰を上げてボーッとしていると、一人の老人が隣のベンチに腰掛けながら私に話しかけてくれた。

野宿か?寒かったろう?どこから来た?と言ったところから始まり少しプライベート的な事まで色々と話した。

そして、今日の予定を聞かれて八十八か所を巡ろうかと思っていることを伝えると…あれは時間がかかるぞという答えが返ってきた。

なんでもバスで巡るツアーがあるそうなんだけど、それでも3日〜4日はかかるそうだ…それを聞いた時点で私の今日の予定が確定、島を一周する事にしました。

昨夜みたいな寒さをもう数日?と考えただけで無理と判断…修行が足りんな。

そして、その老人は朝ごはんは食べたか?食べてないなら家でご馳走するぞと言ってくださいました。

ありがたいです!!神か仏ですかあなたは!?でも、今はこんなご時世コロナの観点からそのお誘いをお断りしました。

寝袋を片付けてようやく出発、しばらく走っているとちょっと休憩できそうな見晴らしのいいところがあったので止まってみました。

この希望の道というのはどうやら小豆島で一番有名なエンジェルロードと同じもので潮の満ち引きで離島までの道が出現するというやつです。

*エンジェルロードの写真は割愛、以前の香川編を見てください。

下りて行ってみることに、するとそこには…

満開の桜が!綺麗でした!!

残念ながらこんな感じですが、それでも海に沈んで離島まで見えるその道もまた綺麗だと思います。

本来はこんな感じなんでしょう、そしてご親切にも潮の満ち引きのお知らせまでしてくれているみたいです。

どうやらここからは、淡路島にかかる橋が見えるそうなんだけど…ガスっていて全く見えませんでした。

いい景色を見たところで移動します、またしばらく走っていると今度はでかい岩が見えてきました。

国指跡!なんでもここで石を切ってお城建設の石垣に使用したそうだ。

このような岩を切る作業というのはテレビで見たことがあったけど、実際に切ろうとしている現物は見たことがなかったので驚いた。

そのテレビで見たのもこのように岩に点線を入れていき最終的には重機で引っ張りながら岩を切断していくというものだったんだけど。

これを江戸時代、今のように機械もなければ発達した道具もない時代に全てを手作業で行っていたかと思うと脱帽です。

まぁ、しかし切ったまではいいもののどうやって運んだんだろう?こんな巨石を。

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