2024.11.13(水)
今日も天気が良くてよかった、というのも今日は池島炭鉱ツアーに参加する事になっているので…なので、まず重要事項を先に書きます。
*ツアーは事前にオンライン予約が必要です。
*島内にはATMはございませんので、ツアー代、フェリー代などを支払うときはなるべくお釣りが出ないようにを心がけましょう。
*ツアーじゃなくても島を見て回ることはできますが、ここには島の人が住んでいるので敷地内に入ったり立ち入り禁止区域に入っていく行為は絶対にやめましょう!!
瀬戸港から12:44分の便で池島へ。
ツアーに参加する場合はこの瀬戸港を利用する方がいいみたいです、もう一つの港からは夕方の便がないそうです。
フェリー乗り場のチケット売り場には二人の外国人がいました…ちょっと話してみた。
私「君たちも池島に行くの?」
外国人「うん、そうだよ」
私「どうやってここの島の事を知ったの?」
外国人「YouTube」
というやり取りがあった…YouTubeかぁ…あんまりいい噂聞かねなぁ。
私はこの池島の事は随分前に放送されたクレージージャーニーで佐藤健寿さんが端島(軍艦島)とセットで訪れていたので知った。
帰りも大人1人500円なので、500円はキープしておきましょう。
*ちなみに往復券は販売していないそうです。
島が見えました!30分くらいで到着。
ここ池島は第二の軍艦島と言われていますが、その大きな違いとして端島(軍艦島)は無人島なのに対して池島は有人島だということ、そう、そこには人の生活が今もあるということです。
船を降りると、係りの方が迎えに来ていました…そこから歩いて詰所まで移動します。
歩いて移動する間にも係りの方が色々と説明してくれます。
まずはこの池島の名前の由来について、ここ池島は炭鉱が始まる前はこの船が留まっているところが池になっていたそうです。
そして、あの端島(軍艦島)はこの池の面積より少し大きいくらいだそうです。
それを聞くと、なんだか端島って思っているよりも小さいのかも。
これは炭鉱が始まる前の写真だそうで、こんな感じだったそうです。
おそらくこんな感じで、太い赤のラインを切り崩して湾にして港を作ったのだと思います。
青い点はおそらく現在地のハイビスカスを撮った地点だと思われます。
まずはここでビデオを観て炭鉱の歴史について少し説明があります。
その後ヘルメットとヘッドライトを装着し歩いて数分のところにあるトロッコのところへ移動します。
トロッコの手前でちょっと説明。
まずはこの石、これは珪化木(けいかぼく)という木の化石です、採掘中に機械がこれに触れると火花が出て粉塵爆発だったり、メタンガスへの引火がおきる可能性があるそうです。
トロッコに乗って出発進行!
坑道内はこんな感じです。
これがトロッコに乗る前に話していた機械でこの歯がさっきの珪化木に当たると火花が出るそうです、もちろん歯が欠けたりもするそうです。
次はダイナマイトを入れる穴を開ける体験です、これは結構な重労働だと思われます。
もうすでに穴が空いている状態だったのでそこまでの抵抗感はないが、実際は振動だったり抵抗そして、これは台がありますが本来はないそうです。
この坑道内で行けることができる最深部で、その傾斜角は17度だそうです。
坑道内のツアーが終了し、ここからは島内のツアーへ。
まずは、今は誰も住んでいないアパート見学…4階の一室を当時こんな感じだっただろうと係りの方が再現したモデルルームを見て屋上に上がり島を一望。
この奥にある建物全てがアパートで、当時は空きが無いほどいっぱいだったそうだ。
そして、これが池島の地形をうまく利用して建てられた8階建のアパートの裏部分です。
ちょっと説明する前に重要な事なのでもう一度書きます!!
*立ち入り禁止区域には絶対に入っては行けません!!ってか入るな💢💢
入っていいいのは猫ちゃんだけです!
この外観を見たツアーの方が「あっ!ここYouTubeで見た!」と言いました。
そして係りの方が「ここのバリケードを壊して入っていく人がいるんですよ…」と不満を漏らしていました。
これだからYouTuberは…と思ったが、私もやっているので人の事は言えないかぁ…でも私はちゃんとわきまえてます。
ここはアパートでいうところの5階部分になります、当時はエレベーターというものなんてありませんから、それを1階から最上階まで上がるのは大変ということで5階より上の人はここアパートの裏側から入り5階より下の人は表の道路からアパートに入るという仕組みになっているそうです。
これが表側からの外観で、最も有名だそうです。
学校です、現在は3人の生徒さんが通っているそうです。
他にも島内の診療所や昔は映画館だった所で現在は宿泊施設になっている建物を見てツアー終了。
私は夕陽がよく見える場所に降ろしてもらい、この海水から真水を作っていた施設を撮影してみました。
夕陽が建物に当たり、錆が綺麗に映えています。
錆びて朽ちていくこの建物がなんだか儚くて…もしかしたら10年後20年後には建物として存在できていないかもしれないと思うとこのタイミングでここに来れてよかった。
係りの方曰く、あと数年は一応ツアーをやることになっているけど…それ以降はできるかどうか分からないとおっしゃっていました。
うん、たしかにツアーの件もそうだけど…私は島民が少なくなっていることからいずれは無人島になるんじゃないかと…そして、端島みたいになるんじゃないかと懸念している。
そうなれば、完全にツアー化されるか上陸自体ができなくなるのではないかと…そうなるとちょっと残念だなぁ。
*個人的な考えです。