小豆島

2022.3.10(木)

最近だいぶ暖かくなってきたので、前回まで修理していたカブでチョットお出かけしました、高松港からフェリーに乗っていざ小豆島へ。

小豆島は以前訪れているところですが、前回は自転車で島を半周しただけで全体を見ることが出来なかったので今回はある目的の事をするついでにカブで島を一周することに。

高松港から約1時間後、池田港に到着です。

この港は以前自転車で回った時に通った場所だったので懐かしかったです。

船を降りてまずは切符売り場で観光案内用の地図やらパンフレットをあさって情報をゲットしました。

チケット売り場にブラタモリのポスターが。

まずは、池田港から赤丸のあたりを目指して走ります、すると道中にオリーブナビという観光案内所が見えてきたので立ち寄って、私が欲しかった物があるかを聞いてみると。

ありました!しかも三つも!私が探していた八十八か所の場所が示された地図です。うち一つは一個1000円でもう二つは無料だったので無料の二つをもらい目的の場所を目指しました。

この目指している場所というのが、何を隠そう四国八十八か所霊場ならぬ小豆島八十八か所霊場の一番札所。

お遍路と聞くとやはり最初に思い浮かぶのが四国八十八か所、西国三十三箇所でこれが他の場所にも存在しているとは知りませんでした。

実は前回に訪れた時にやたらと看板になん番札所とか白装束を着て歩いている人がいいたので少し調べたら出てきたので今回回ってみようと思ったのですが…

一番札所に向かう途中に何やらチョット不気味なものを発見!

神社ぁっ〜!?にしては鳥居がない…それよりも何よりももうすでに見えている御神体とは思えないようなオブジェが。

チョット恐い。

ヤノベケンジさんとビートたけしさんの作品だったんですね。

美井戸神社を後にし目指すは一番札所。

しかしながらもうすっかり日が傾き始めていて時間的にギリギリ。

いかんせん、小豆島に到着した時間が午後4時でカブを停める場所に着いた時点で午後5時半…そしてここからは歩いて行かないと行けないみたいです。

*ここまでの道中は道も狭く路面も少し荒れていて尚且つすごい勾配なので回られる方は心して行くことをお勧めします。

ここから500メートルくらい先のところに2番札所があり、さらに500メートルくらい行った所に一番札所があるらしく往復で2キロ…時間的なことを考えると今日は下りて本日のお宿を探す事に。

下りてきてすぐの所に坂手港があったのでカブを停めて散策。

また何やらオブジェです、しかもこれライトアップされて回るんですすごくゆっくりですが、多分一周するのに4分くらいかかります。

本日のお宿。

日が沈んでから、それはもう寒かった。

体感温度的には氷点下、でも実際は2〜3度くらいでしょう。

日の出までの時間を考えると…約12時間…地獄のように長かった。

寝ている間は野良猫がきたり、たぬきがきたり、なんだか分からない動物が唸り声をあげて喧嘩をしたりしてましたし、重機が動く音やらなんだか分からない音が2時3時ごろまで続いてました。

小豆島

2022.3.11(金)

昨日の夜はとにかく寒くて死にそうだった、朝起きてからもしばらくの間寝袋から出ることが出来ず今日の予定を考えているといつの間にか時間の方は9時をすぎていた。

寝袋に入ったまま腰を上げてボーッとしていると、一人の老人が隣のベンチに腰掛けながら私に話しかけてくれた。

野宿か?寒かったろう?どこから来た?と言ったところから始まり少しプライベート的な事まで色々と話した。

そして、今日の予定を聞かれて八十八か所を巡ろうかと思っていることを伝えると…あれは時間がかかるぞという答えが返ってきた。

なんでもバスで巡るツアーがあるそうなんだけど、それでも3日〜4日はかかるそうだ…それを聞いた時点で私の今日の予定が確定、島を一周する事にしました。

昨夜みたいな寒さをもう数日?と考えただけで無理と判断…修行が足りんな。

そして、その老人は朝ごはんは食べたか?食べてないなら家でご馳走するぞと言ってくださいました。

ありがたいです!!神か仏ですかあなたは!?でも、今はこんなご時世コロナの観点からそのお誘いをお断りしました。

寝袋を片付けてようやく出発、しばらく走っているとちょっと休憩できそうな見晴らしのいいところがあったので止まってみました。

この希望の道というのはどうやら小豆島で一番有名なエンジェルロードと同じもので潮の満ち引きで離島までの道が出現するというやつです。

*エンジェルロードの写真は割愛、以前の香川編を見てください。

下りて行ってみることに、するとそこには…

満開の桜が!綺麗でした!!

残念ながらこんな感じですが、それでも海に沈んで離島まで見えるその道もまた綺麗だと思います。

本来はこんな感じなんでしょう、そしてご親切にも潮の満ち引きのお知らせまでしてくれているみたいです。

どうやらここからは、淡路島にかかる橋が見えるそうなんだけど…ガスっていて全く見えませんでした。

いい景色を見たところで移動します、またしばらく走っていると今度はでかい岩が見えてきました。

国指跡!なんでもここで石を切ってお城建設の石垣に使用したそうだ。

このような岩を切る作業というのはテレビで見たことがあったけど、実際に切ろうとしている現物は見たことがなかったので驚いた。

そのテレビで見たのもこのように岩に点線を入れていき最終的には重機で引っ張りながら岩を切断していくというものだったんだけど。

これを江戸時代、今のように機械もなければ発達した道具もない時代に全てを手作業で行っていたかと思うと脱帽です。

まぁ、しかし切ったまではいいもののどうやって運んだんだろう?こんな巨石を。

小豆島

2022.3.11(金)

道なりに進んでいると、大きな観音様が見えてきた。

受付を済ませ内部へ。

*観音様の内部は撮影OKとのこと。

螺旋階段上になっていてその壁側には最上部まで像が並んでいました、もう圧巻です!

最上部の部屋の前にこのような注意書きがあったので、とりあえず濯いでお祈り。

おつげを聞きたいですね、あと経験値がいくつでレベルアップなのでしょう?

私はこれにしました、と言ってもどれも同じなんですけど…さっそく右手に装備。

運のよさが10くらいアップ!

スリランカ国旗ですね。

2019年3月末にオーストラリア大陸縦断の旅から帰ってきて、間髪入れずにもう何カ国か旅をしようと候補に上がったのがスリランカ、ベトナム、タイでした。

航空券を調べているとスリランカはチョット高かったんですよね、なのでゴールデンウィーク明けには安くなるだろうと思い旅の出発を5月の中旬に設定し時が過ぎるのを持っていると…4月にスリランカでテロが発生したとのニュースが飛び込んできた。

驚きはしたが、内心ホッとしたというのが本音だ…ちょうどその時期に行っていた可能性があったからだ。

まぁ、そんなこんなで結局タイに行くんですけど…話がそれました。

最上階からの景色。

帰りはエレベーターを使用しました。

エレベーターの天井なんですけど、なんか凄い!

ここからしばらくバイクで走ったんですが、採掘場が多く特にこれといったところがなかったので土庄(とうのしょう)まで走りました。

ベストタイミングで輪っかの中にフェリーが入ったのでパシャリ。

昔放送していたロケミツという番組でブログ旅と言うのがあって、お笑い芸人のサキちゃんがブログを書きつつサイコロを振って旅をすると言うのがツタヤでレンタルしていたので見ているとここが出ていたので私も立ち寄ってみました。

ちなみにこの二十四の瞳の学校があるんですけどコロナ禍の影響で現在は臨時休業中でした。

ここで12時半、9時半に出発したので3時間…まぁ途中休憩やらお祈りやらで時間を費やしたけどそれでも2時間くらい、ここから出発した港までは1時間くらいと見積もっても一周で3時間くらい?かなぁ?

小豆島を海岸沿いに一周して思ったことは、思った以上にアップダウンがあり勾配もきついと言うことでした。

小豆島

2022.3.11(金)

世界一狭い海峡。

証明書を発行してくれると言うことなので、行ってみることに。

いただきました。

証明書の発行に100円、証明書の冊子が100円の計200円をお支払いしました。

この海峡のすぐ隣にある迷路のまち。

お昼を過ぎたのでお昼ご飯にする事に。

土庄港の直ぐ前にあるお土産屋さんです。

小豆島で有名なソーメンをいただきました。

一口食べてびっくりしました、と言うのもすごくコシがあって美味しかったのです!

小豆島に来たらぜひ食べてほしいです。オススメです!

小豆島を巡っているとやたらと『からかい上手の高木さん』が推していたのでなんなんだろう?と思っていたら、この島が舞台に立っているんですね。知りませんでした。

次の目的地へ移動。

さぁ、登り始めます。

普段運動していない私にはゾッとするような階段の数と勾配でした。

砂のような小石も多く足元が滑りやすいです。

景色はよかったです。

もう一度港に戻ります、そして…

移動です。

小豆島から豊島(てしま)へ…しかしながら、出航時間が午後5時50分…到着は何時よ…

豊島(てしま)

2022.3.12(土)

約40分くらいで到着。

着いて早々フェリーのチケット売り場で次の目的地直島行きのフェリーについて聞いてみると…衝撃の事を言われた。

「ここから直島へのフェリーは出ていないぞ。」

「えっ!?ないんですか!?えっ!マジで?」

「もう一つ別の港から出てるよ。」

「あぁ、よかった、行けるんですね〜、それって原付乗せられます?」

「原付は無理だよ!人だけだよ。」

「えっ!無理!?行けないんですかぁ!?」

「もしどうしても行きたいんだったら、宇野(岡山県)まで行ってそこからフェリーで直島という方法になるね。」

というやり取りがあって寝床を探そうとカブに跨ろうとした時、ふと横を見ると…いい感じ。

辺りはもうかなり暗くなっているし、ここでいいか?

本日のお宿はここ『かどや?』私にとっての高級(五つ星)ホテルです。

ベッドからの光景、星が出ていればよかったんですけど…

この日の夜は昨日ほど寒くなく天国でした、おそらくこの壁が風を防いでくれたおかげでしょう。

こんな感じのところでした。

まずは道路に出てちょっとフラフラ歩いていると、港を出てすぐの所に貸し自転車屋さんと民泊をしているところのご主人が私に話しかけてくれた。

「今着いたのか?、島のパンフレットは持っているか?」

「着いたのは昨日の夕方で、そこの小屋で野宿してたからパンフレットは持っていません。」

「あぁ、そうか…それは寒かったろう?朝飯は食べたか?食べていないんだったらご馳走するぞ。」

本当にあなたも神か仏か何かですか?今回の旅で2回目です。本当にありがたいです。

「朝ごはんは持参していてもう食べたので、大丈夫です、昨日の夜と比べるとそこまで寒くなかったので大丈夫でした。」

「そうか、じゃあコーヒーはどうだ?ブラックは飲める?」

「ごめんなさい、ブラックは飲めないのでお砂糖が欲しいです。」

と言うと奥に行ってコーヒーとバナナを持ってきてくれました。ありがたいです。

私がコーヒーを飲み終える前に、ご主人は車に乗って何処かへ行ってしまったのでコーヒーを飲み終えて私も行動に移ります。

朝の7時30分くらいから移動開始です。

さっきもらったパンフレットにあったバスケットゴール。

一投すればどれかには入るだろう。

昨日言っていた別の港に来てみた。

牛さん、バイクを降りてカメラを向けると寄ってきました。

近くで見ると結構デカくて迫力がありました。

この辺りを散策していると…

この石垣の積み方がすごく芸術的で美しかったです。

センスがいいというか…意味があってこのような積み方をしているんだろうけど。

その辺りの事をこの辺りの人に聞いてみたかったのですが…朝が早いせいか人がいないんですよね。

ここは心臓音のアーカイブと言うところで、世界各国の人々が自分の心臓の音を録音しそれを爆音で流すというものです。

正直言ってここに来て人の心臓の音を聞くだけじゃあまり面白くないかもしれませんが、入場料とは別にお金を払って自分の心臓の音を登録したりすると面白いと思います。

私も別途お金(2700円くらい)を支払って登録しCDをもらいました。

もしここに行く機会があれば私のナンバー(43730)を検索して聞いてもらっても大丈夫です。

帰ります。

今回の旅はここまでです。

次はどこに行こうかなぁ〜。