オーストラリア ワーホリ 後編 1st

この日は2017年12月25日クリスマスだ。

この日は私が滝を見に行きたいと言い張った為仲間3人と行くことに…しかしこのクリスマスは人生で最悪のクリスマスとなった。

現在8時38分このハイウェイを右に曲がってしばらく走ると入り口が見えてきます。

ここは入り口からそんなに来ていませんがそこそこの景色です。

この辺りはまだそこまで悪路という感じではないのですがしばらく走ると、岩場になってきます。

いい感じの並木路ですが、この後くらいからの道が四駆じゃないと行けないような道になってきます。

しかも今回の車は…

前回と同じスポーツタイプのアロファロメオ…場違いすぎます。

しかも、途中からなんか「ピー」「ピー」と不規則に鳴っているような気がします。

まぁ、いいかとそのまま走り続けてようやく目的の場所に到着。

本当にいい景色でしたが、水量が少ないのか何とも迫力が…ないなぁ。

ここからあの滝まで近づけないか散策していたんですが、そのような道はありませんでした。

それどころか、この上の駐車場みたいな所から歩いてみたんですが、一周するだけでした…かなりの距離を炎天下の中歩いたんですが、元の場所に戻るだけということにがっかりでした。

そして、この辺りにある木からセミがすごい音量で鳴いています、本当にうるさくて耳が痛くなります。

もう堪能しすぎたので、帰ることに…順調(?)に麓まで降りてこられたんですが…ここで最悪の事態が発生します。

車に『ガタン』という音がして『何の音だろぉ〜』と思いつつもそのまま砂利道から普通のアスファルトに出た瞬間に車のエンジン警告灯が光った!「あっ!やばい!!エンジンの警告灯が付いた!!!」すぐに道の脇に車を止めてボンネットを開けてみていると、仲間の一人が「オイルが出てますよ!」「何!?」見ると道路にすごい量のオイルが…これはマズイ急いで車を道路から草むらまで押す事に。

エンジンオイルが漏れていないことを祈りながらオイルレベルゲージでオイルの量を確認するも一滴もオイルが付かない…「あぁ、最悪だ。」と言いながら車のに潜り手をエンジン辺りを触ってみると…オイルパン(オイルを貯めておくエンジンの底にある部品)に亀裂のようなものが…

推測するに、『ピー』『ピー』鳴っている時点ですでに亀裂があった可能性があり、オイルが少しずつ漏れていたと思う、下に降りてきた時に飛び跳ねた石がオイルパンに当たって、トドメを刺したと考えられる。

呑気に見聞している場合ではない、時間の方は5時をすぎていたと思う…とりあえず車を貸してくれた人に電話をするも出ない…次にロードサービス(RACQだったと思う)に電話をするもやはりオージーとの電話でのやり取りは難しい、自分たちの正確な場所すら分からないので説明しようもないので向こうの人も匙を投げた。

色々どうするかを考えていたら、車が一台来た地元の若者二人で「どうしたんだ?大丈夫か?」って心配してくれている、事情を説明すると何人かに電話し始めてくれたけどダメだったみたいでその後は「まぁ、頑張って」って去っていった。

とりあえずマップで一番近い街を探してみると、カードウェルが一番近かったがこの場所から10kmは離れている…しかし、ここにいてもどうにもならないということで歩いていくことに、しばらく歩いていると後ろから車が来た「どうしたんだ?」と声をかけてくれて事情を説明すると「ハイウェイまでなら乗せて行ってあげるよ」ってことでお願いした、その時にドライバーが「お前ら水とかは持っているのか?」と言ってきたので、「持っていないし、メチャクチャ喉が渇いています」というと、ドライバーが「水ならここにあるぞ飲んでいけ」と車に積んであった水をもらったんだけど…ちょっと味が…でもそんなこと言っている場合じゃない。

ハイウェイまで送ってもらって、南の方に歩き始めたが日もだいぶ暗くなってきている…しばらく歩いていると一台の車が止まった、よく見ると仲間がすでに乗っている…どうやらヒッチハイクしていたそうだ。

それでカードウェルまで送ってもらい、二手に別れて宿を確保する組と食事を確保する組に分かれてこの日は一件落着。

*カードウェルは数日前に記載したジュゴンが出た所です。

お食事はここでいただきました、ここはカニが有名みたいです。

一番初めにも書きましたが、この日はクリスマス!

この後に安宿に帰ってから車を貸してくれた人から電話がかかってきた「メッセージを読んだよ、今はどこなんだ?」など色々と心配してくれました、明日の予定などを話し合って今日はゆっくりしました。

翌朝、朝からフラフラと散歩。

スーパーで買ったココナッツチップス、これがおいしかった。

私の不幸はここでは終わりませんでした…

バスでイニスに帰りましたが、私はまたこの後車屋さんと一緒に車を回収しに行かなくてはいけません。

午後から車を回収しに行くということで車屋さんの所に行くと、私と車屋さんが乗る車と車を回収する車の2台で行く事に。

車の場所を大まかに説明し、私たちは先に出発しましたが、この乗り込んだ車もなんか調子が悪そう…で車の場所に到着してエンジンを止めて車屋さんが故障した車を見に行ったが場所を変えようと故障した車を引っ張って道に出そうという事で乗ってきた車に乗り込んで、エンジンをかけようとするが…かからない…。

車屋さんが「ここにいたらもう一人の車を回収する人が分からないかもしれないからハイウェイまで歩こう」と言い出した「マジかよ!また!!」昨日に引き続き故障した車からハイウェイまで歩く羽目に、しかも今回は車が一台も来ませんでした…もちろん飲み物なんて持っていませんし炎天下の中歩く羽目に。

ハイウェイの分かれ道の所にはガソリンスタンドがあるんですが、閉まっています、中にはジュースとか食べ物があります、ここで車屋がこんなふざけたジョークを言います「ここの鍵なら俺は持ってるぜ!」「はぁ?」って見ると手には大きな石を持っています…「なっ!」って「あははは」もう笑うしかありません。

数時間そのガソリンスタンドで過ごし、ようやく車を回収して帰ってこれましたが、時間は夕方の6時くらいでした、そしてここでようやく自分のお気に入りのピアスが無くなっていることに気づいた…最悪だ、X JAPANのhideちゃんと同じモデルのピアスにシンガポールで買った銀のピアスでアレンジしていた物で気に入っていたんだけどなぁ〜。

私のわがままに付き合わせた挙句、おそらく人生で最悪のクリスマスをプレゼントされたであろう3人にはこの場をお借りしてお詫び申し上げたい…「ごめんね!」

また機会があれば一緒に旅をしたいですね。

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